我が家には多感な三人の娘がいます。
現在、順を追って、
3度目の思春期の荒波を迎えているのですが…。笑

不安定で傷つきやすい思春期の子どもたち。
小学生の頃コロコロと朗らかに笑っていたあの子が、中学進学と同時にいつの間にか冷めた視線で斜め下から世の中を蔑むように見上げ、何か意味ありげにため息をつく、まるで薄暗がりのカウンターバーで、一人グラスを傾ける過去に傷を負った映画の主人公のようです。

思春期真っ只中の我が子の出どころ皆無な反社会的論理。何かズレてるぞと親の立場で意見をしたところで、まず聞く耳を持ってもらえません。
親として、どこまで干渉するべきかと悩んでいたのですが、我が子3人目にしてようやく、思春期真っ最中の我が子をじっと観察し思春期とはどんなものなのかを私なりに知るべきだと改めて思い至った今日このごろ。

子どもたちが話す(呟く)言葉には、いつも他人の視線や人と自分との比較が多く、必要以上に自意識過剰になっていると感じた事が最初の印象でした。
中学入学と同時に今までとは違う様々な地域から編成されたクラス、新しく始まった部活の中で自分はどう生き抜くかとサバイバル的な毎日を感じている様子。同世代の仲間に自分がどう見られ、評価されているのか真剣に悩み、スクールカーストの位置づけなどを気にし身動きできない日もあるようでした。

思春期の子を持つ親として、どう向き合えば成長する心の妨げにならずに支えられるかと考えてみました。
私個人の考えなので、短慮で浅はかであることは否めませんが、書き留めてみたいと思います。

その①「見守る」
葛藤は自分自身で乗り越えてもらうことを考えています。厳しいようですが、私は親だからと子供の出来事、傷心に次々と介入していたら、子どもの自立を奪ってしまうのではと考えるからです。
もちろん、いじめや犯罪に巻き込まれたり、危険な行動に傾倒する可能性があれば、学校や警察に相談するなどして早めの対策を考えることが必要としての考えのもとにです。

その②「視野を広げる」
混乱しているように見えたら、子どもの視野を広げるためのアドバイスをそれとなく日常会話に織り交ぜてみています。
すぐに受け入れてもらえない言葉でも成長のタイミングに合わせて、子どもたちの背中を押す力になってくれればと願ってやみません。

その③「子供の『好き』を楽しむ」
子どもたちとの共通の話題で楽しみたいとの思いからなのですが、好きを共有したいと四苦八苦しています。興味の変化の速さについていくのはなかなか大変です。
 
今の時点ではこのくらい。笑

子どもたちと思春期。
親と思春期。
厳しくも、喜びのある瞬間の連続です。
成長するうえで誰でも一度は通る道。
私達の恥ずかしいあの日の記憶を重ねながら、我が子の成長と青春を応援することができればと考えるこの頃です。


【追伸】
家族の個性や傾向を知る手助けとして、
我が家ではライフカウンセリングを取り入れています。
興味のある方はメールフォームにてお問い合わせください。

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