とても幸せそうな人を見て
あ、素敵…だと感じる瞬間があります。
それはとてもささやかな瞬間であったり、
華やかな瞬間であったり様々です。

私が感じる幸せは日常にある穏やかさの中や、ふと湧く安心感に見つけることが多いのですが、それは具体的に何かと言われると漠然として答えられません。

幸せとは、なにか…。
悩みだすと単純な頭が混乱しそうになるので、私はあえて幸せの定義を自分の中に作らず、ありのままの自分で今を無事にすごす事ができ、感謝を込めて過ごす日常となれば御の字だと感じています。

そんな中、私の中で感じる素敵な「幸せ」を目の当たりにする出来事がありました…。

母が入院している病院へ向かったある日。コロナ禍の中で直接面会が許された時間。父がそっと車椅子でボンヤリしている母の手を握ったその時、事故の為、諦めかけていた母の笑顔が自然と浮かび上がり、にっこりと父を見つめ返したのです。
あまりにも当然とした様子に、ただただ二人を交互に見つめるばかり。二人の深い絆とお互いに行き交う幸せの想いを垣間見たように感じた瞬間でした。

幸せは人それぞれだと言う自由を体感しながら自分の幸せは自分で決める、そんなありのままの生き方ができる日常を、あの日見た父と母の笑顔を理想に、大切に過ごす事ができればと願う私がいます。

記事一覧を見る

powered by crayon(クレヨン)