食べる…。

生涯にわたって続く本能的な営み中、
無意識の中で子ども達にはもちろん、
大人になってからもその大切さを伝えたり、
届けたりする毎日。

私自身はもちろん、向き合う誰かにとって健やかな食に近づけているのかと問いかけながら、
命の続く限り巡る時間の中、
知恵を巡らせ食事や料理をしたり、
食べ物の収穫を体験したり、
季節や地域の料理を味わったりするなど、
咀嚼することに「命の循環」を実感しています。

「命の循環」を意識しつつも、私個人では手に負えない現状が溢れていることも現実です。
所得により異なる栄養の偏りや不規則な食事などによる不調や、メディアに影響される過度のダイエット志向、孤立した高齢者の低栄養傾向…。

食の安全や信頼にかかわる問題や、外国からの食料輸入に依存する問題など、その氷山の一角を見るだけでも食を取り巻く環境が大きく変化し続けていることがわかります。

激動する世の中にありながら、小さな私にできることは食に関する知識を可能な限り身に付け、少しでも健康的な食生活を実践すること。

自分自身を始め大切な人の心と身体の健康を、穏やかに守れるよう努め、
その人らしく生涯にわたって
「命の循環」の中にある「かけがえのない命」
として支えることができるならばと…。
日々、願ってやみません。

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