土作りも大詰めに入りました。
自然の循環を少しでも畑で再現できるならと、木材腐朽菌の発生を試みた土作りに入りました。
目的の木材腐朽菌の種類は大きく分けると白色腐朽菌・褐色腐朽菌の2種類に分けられます。
白色菌は広葉樹木、褐色菌は針葉樹木を好んで発生します。

木材腐朽菌は木材の主成分(セルロース・ヘミセルロース・リグニン)を栄養源とし、3~45℃の環境で発育すること、腐朽菌によるリグニン、ダイオキシン分解の力には自然界の持つ薬害を淘汰する本能に驚きを隠せません。

菌は30℃前後が最も発育に適しており、3℃以下の環境では発育しにくくなるとのこと。大気中の湿気が多く木材の含水率が20%以上になると発生しやすくなり、20%を下回ると発生しにくくなります。さらに、空気がないところでは発生しません。例えば、水中に浸かった木材が腐朽することは不可能となります。
畑の高低差をもう一度なだらかに整地し直し
そこで腐朽菌がうまく土中に菌糸を伸ばせるよう畝は高く作り直しました。40cm以上。

木材腐朽菌が発生しやすい場所として湿度が高い場所の木材に発生しやすいとの文献から。 平らに整えた畝の表面に均一にまいた木屑に、しっとりする程のEM液の散布を行いました。
その後マルチで保湿パック。

先ずは…一ヶ月の経過を見てみたいと思います。
周りの木屑は自然にさらし踏みかため土壌と馴染ませすことで来年の腐葉土となるとの文献を実践中。

今日まで時折話に上げさせて頂いた漢方での有機農法はここで一旦区切りをつけたいと考えています。
数日前、200グラムの漢方を無償で提供してくださった先生方が、私用の帰りに我が家に寄って下さり、畑や庭を視察されました。当日ぼかしに対しては特に意見もないまま帰られ…その後も関心を持つまでに至る迄につなげることができませんでした。
なので漢方を使用した発酵中のぼかし仕上がりの際は、今日までの私の作業に細やかな助力をくださったご近所の農家の方々、気にかけてくださった友人らと分けて使わせていただこうと思います。
感謝を込めて使わせていただきます。

今後はEM菌、木材腐朽菌、竹酢液などをメインに安全な有機栽培を実践していきたいと思います。


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